冷え性は不妊の原因になる?

不妊症の中でも、これと言った原因が見当たらない夫婦は、全体の30%になります。
その中でも、機能性不妊と言う原因のわからない不妊は10〜20%といわれています。

不妊治療のタイミング療法をおこなってもなかなか妊娠できず、
卵子や精子が上手に発育しない、元気がないなどといった理由でステップアップし、
人工授精をおこなっても不妊症が解消されないケースも多いようです。

このような場合は、冷え性が生殖機能を低下させて、
不妊症の原因になっていることが非常に多いようです。

昔から東洋医学では、冷えは血行不良を招き、不妊の原因になるといわれてきました。
血行不良が原因で子宮や卵巣へ新鮮な血液が十分に行き届かず、
栄養や酸素・ホルモンの不足から排卵・着床機能が弱まってしまい、その結果不妊症になってしまうというものです。

逆にいえば、不妊症がなかなか解消できずに悩んでいる方も、
からだの冷えを改善させることによって子宝に恵まれる可能性が高くなることを認識して頂きたいと思います。

からだを温め、赤ちゃんを迎えやすい(妊娠しやすい)からだ作りをおこないましょう。

不妊治療の問題点

不妊治療の問題点をあげると、何よりもさきに、高額な費用がかかることがあげられます。

初期の段階で行われる不妊検査やタイミング療法、クロミッド療法、HMG-HCG療法(ゴナドトロピン療法)などは
健康保険が使えますが、人工授精やアシステッドハッチングなどの高度生殖医療(ART)は自由診療となり、
健康保険の適用外なので、かなりの費用がかかってしまいます。

自由診療の診療報酬は医療機関ごとに自由に決められるため、設定価格にも幅があります。
自由診療の不妊治療を受ける場合は、検査や薬などの費用にも健康保険が適用されなくなる点にも注意が必要です。

また、不妊治療を受けていると、医療保険に加入できなってしまうことも多いので、
将来、不妊治療を受ける可能性があるのなら、早めに医療保険に加入しておくといいかもしれません。

不妊クリニックで評判のいいところはいつも混んでいて待ち時間が長かったり、頻繁に通わないといけないため、
不妊治療をしているとフルタイムでの仕事を続けにくいという問題もあります。

不妊クリニックによっては、さほど必要のない検査や費用のかかる不妊治療を勧めることもあるようです。

顕微授精には、DNA損傷などの精子機能を考慮しないで顕微授精を行った場合、
自然妊娠よりも出生児の染色体異常率が高くなってしまうという問題点があることにも留意してください。

体質によっては不妊治療薬の副作用がひどいこともあるかもしれません。
不妊治療中のストレスからうつ病になったり、夫婦仲が悪くなって離婚してしまう例も少なくないのです。

妊娠しやすくするための食生活

妊娠というのは精子が卵子に到達しなければ受精できませんよね。
しかし、女性の体の状態によっては、精子が卵子に届きにくくなってしまう可能性があります。

例えば、女性が冷え性の場合、妊娠しづらくなるそうです。
理由は、体内に入った精子の動きが鈍ってしまうからです。

また、女性の体内が酸性に傾いている状態では妊娠しづらくなると言われています。酸性の体内では、精子が弱りやすいのです。
精子の中でも特に、Y染色体(男の子になる精子)は酸性に弱いと言われています。

これを利用した男女の産み分けなんて言うのが流行ったこともありましたね。
体内の酸性度や冷え性は、食事によって、ある程度改善することが可能です。

不妊治療で食事療法を・・・と言われるのは、そういった理由からです。
また、さまざまなビタミンやミネラルの中には、卵巣の機能を整え、女性ホルモンの働きを助けるものがいくつも存在します。

そういった栄養素を含む食事を積極的に摂取することで、妊娠しやすい体づくりが可能になります。
もちろん、不妊の原因は人によって様々ですから、食事療法だけで改善するというものではありません。

でも、排卵誘発剤を使うにしても、人工授精を行うにしても、体外受精を行うにしても、
母体を少しでも精子や受精卵にとって居心地良い状態にしておく必要があります。

身体を温めて血行を良くする食事やビタミン・ミネラルを多く含んだバランスの良い食事を心がける
そして身体を冷やす食事は控えましょう。

それに、肉類は身体を酸性にする作用があるため、出来るだけ控えたほうが良いですね。

【不妊治療で妊娠できない!】ヨガで不妊体質を改善させ妊娠を促す!!

inserted by FC2 system